いて座(Sagittarius)
いて座(射手)は南天の星座で、8月の夕方に最もよく見えます。いちばん明るい星はカウス・アウストラリス(1.85等)です。6つの星がひしゃくの形に並ぶ「南斗六星」があります。いて座の面積は867平方度で、88星座のうち15番目の大きさです。

クレジット表記で自由に利用できます: Atlas of the Sky (constellationmap.org), CC BY 4.0 · 詳しく
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いて座の詳しい星図

基本データ
| 学名 | Sagittarius(属格:Sagittarii) |
|---|---|
| 略符 | Sgr |
| 意味 | 射手 |
| 面積 | 867平方度(88星座中15位) |
| 位置 | 赤経 19.2時、赤緯 −28° |
| 全体が見える範囲 | 北緯45度〜南緯90度 |
| 見ごろ | 8月(21時ごろ) |
| 最も明るい星 | カウス・アウストラリス |
| 6等星より明るい星 | 113個 |
| 固有名のある星(IAU) | 13個 |
| メシエ天体 | M8、M17、M18、M20、M21、M22、M23、M24、M25、M28、M54、M55、M69、M70、M75 |
| 隣の星座 | わし座、やぎ座、みなみのかんむり座、けんびきょう座、へびつかい座、さそり座、たて座、へび座、ぼうえんきょう座 |
いて座の見つけ方
北緯40度(日本、アメリカ、南ヨーロッパ)では、8月の夕方に南の空を見てください。21時ごろにいて座が最も高くなり、南の地平線から約22°の高さに見えます。南緯35度(オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチン)では北の空で最も高くなり、高度は約83°です。前後の月(7月と9月)も観察に向いています。同じ位置に来る時刻が2時間ほど遅く、または早くなります。
いて座はわし座、やぎ座、みなみのかんむり座、けんびきょう座、へびつかい座、さそり座、たて座、へび座、ぼうえんきょう座と接しています。

いて座の主な星
いて座には、暗い夜空で肉眼で見える限界の6等星より明るい星が113個あります。明るい星は次のとおりです。
| 星 | 符号 | 等級 | スペクトル型 | 距離 |
|---|---|---|---|---|
| カウス・アウストラリス | いて座ε星 | 1.85 | B9.5III | — |
| ヌンキ | いて座σ星 | 2.02 | B2.5V | 228 光年 |
| アスケラ | いて座ζ星 | 2.6 | A2III+A4IV | — |
| カウス・メディア | いて座δ星 | 2.7 | K3-IIIa* | 416 光年 |
| カウス・ボレアリス | いて座λ星 | 2.81 | K1+IIIb | 84 光年 |
| Albaldah | いて座π星 | 2.89 | F2II | 353 光年 |
| アルナスル | いて座γ2星 | 2.99 | K0III | 106 光年 |
| — | いて座η星 | 3.11 | M3.5III | — |
| — | いて座φ星 | 3.17 | B8III | — |
| — | いて座τ星 | 3.32 | K1+IIIb | — |
| — | いて座ξ2星 | 3.51 | K1III | — |
| — | いて座ο星 | 3.77 | G9IIIb | — |
いて座のメシエ天体
いて座には、シャルル・メシエのカタログに載っている天体が15個あります。
- 干潟星雲(M8): 散光星雲, 6.0 mag
- オメガ星雲(M17): 散光星雲, 6.0 mag
- M18: 散開星団, 6.9 mag
- 三裂星雲(M20): 散光星雲, 6.3 mag
- M21: 散開星団, 5.9 mag
- M22: 球状星団, 6.2 mag
- M23: 散開星団, 5.5 mag
- いて座スタークラウド(M24): 恒星雲, 4.6 mag
- M25: 散開星団, 4.6 mag
- M28: 球状星団, 5.7 mag
- M54: 球状星団, 7.6 mag
- M55: 球状星団, 6.5 mag
- M69: 球状星団, 8.3 mag
- M70: 球状星団, 9.1 mag
- M75: 球状星団, 8.3 mag
いて座の印刷用星図と星座線
印刷向けの白黒の星図と、いて座の形だけを描いた星座線の図です。学校の課題や自由研究、ワークシート、星座の形を覚えるのに使えます。
歴史
いて座は、プトレマイオスが『アルマゲスト』(2世紀)に挙げた48星座の1つです。正式な星座境界は、1930年にウジェーヌ・デルポルトが国際天文学連合(IAU)のために定めました。
いて座についてのよくある質問
いて座でいちばん明るい星は?
カウス・アウストラリスで、明るさは1.85等です。
いて座はいつ見える?
いて座は8月の夕方に最もよく見えます。星座の全体が見えるのは、北緯45度から南緯90度までの地域です。
いて座にはいくつの星がある?
いて座で6等星より明るく、暗い夜空で肉眼で見える星は113個です。そのうち13個にIAUの正式な固有名があります。
いて座の名前の意味は?
いて座の学名「Sagittarius」は、ラテン語で「射手」という意味です。略符はSgrです。ε Sagittarii(いて座ε星)のような星の符号には、属格のSagittariiが使われます。










